ブルーベリーについて
ブルーベリーは、日本では「ハイブッシュ系」と「ラビットアイ系」の2系統が主流です。
ハイブッシュ系は主に寒冷地向き、ラビットアイ系は主に暖地向きと言われております。
こだわりのブルーベリー栽培
私がブルーベリー栽培で参考にした本が、江澤貞雄氏の「高糖度、大粒多収 ブルーベリーをつくりこなす」(農文協)です。江澤氏は、現在一般社団法人日本ブルーベリー協会会長(本発行時は同副会長)で、ご自身の体験から独自の栽培方法(「ど根性栽培」)を提唱し、指導しておられます。
ど根性栽培について
ど根性栽培は、①定植後は人為的な水やりは一切しない、②代わりに、厚さ10㎝程度の有機物マルチを根元に施して乾燥を防ぐ、③肥料は年1回の元肥だけで化学肥料は与えない、④果実の収穫は3年目又は4年目からとする。
すなわち、水やりは一切しないので、苗木は生きるために地中深くに根を張っていきます。
また、2年目又は3年目までは花芽を全て摘み取ってしまい、果実を付けさせない。これも、丈夫な樹に育てるためです。
農薬・除草剤は不使用
ブルーベリーの栽培にあたって、農薬は使っておりません。また除草剤も使わず、刈払機による草刈りを5月から毎月1回行っております。


傳九郎農園のブルーベリー


傳九郎農園では、このやり方で2017年からブルーベリーを栽培し、立派な樹に成長させました。
この土地の土壌になじみ、深く根を張ったブルーベリーは収量も多く、水やりをしないので糖度が高いのです。
当園のブルーベリーは、ラビットアイ系の「ティフブルー」という品種が主体です。
販売も、当面はティフブルーです。
ティフブルーは、剪定した枝を短く切り、挿し木で増やしたものです。
同じくラビットアイ系で「ウッダード」・「ブライトブルー」・「ブルーシャワー」の3品種を植えてありますが、本数はわずかです。
また、ハイブッシュ系は「サザンオニール」1本のみです。同時に植えた2本が枯れたため、翌年新たに「ブルークロップ」(ハイブッシュ系)2本を植えましたが、やはり枯れてしまいました。
なにしろ、雨が降った後に植え付けし、その後は水を一切与えないという超スパルタ栽培ですから。特にハイブッシュ系は植え付け時の準備が大変だっただけに、2年続けて枯れてしまった時のショックは大きかったです。


ブルーベリーの知識いろいろ
食べ方
食べ方はいろいろです。お好みに合わせてどうぞ。
① 生でそのまま食べる
② ヨーグルトに入れて食べる
③ ジャムやソースに加工
④ 凍らせて食べる
※ブルーム(白い粉)
水分の蒸発を防ぐため果実から自然に分泌される成分です。ブルームごと食べても問題ありません。むしろ、このブルームがついているほど新鮮の証と言えます。
主な栄養成分
・アントシアニン(ポリフェノールの一種): 老化予防、眼精疲労の改善、生活習慣病予防
・食物繊維(不溶性植物繊維が多い): 便秘改善、肥満予防
・ビタミンE(抗酸化作用が強い): 美肌効果、高血圧や動脈硬化の予防
保存方法
・冷蔵保存:傷んでいるものを取り除き、表面の水分を拭き取ってから保存袋又は保存容器に入れ冷蔵庫へ
・長期保存:ジャムやソースに加工 熱湯消毒した瓶に入れ、密閉して保存
・冷凍保存:すぐに食べない場合、水洗いをしてしっかり水分を拭き取り、少量ずつラップで包み保存袋に入れて冷凍室へ 又は平らにならして保存袋に入れ、バットなどに載せて冷凍
保存期間は1ヵ月程度
※冷凍したブルーベリーは、細胞組織が壊れるため、多くの栄養成分を体に取り入れやすくなります。
我が家のブルーベリージャム活用事例

※ミキ 奄美大島に1,300年程前から伝わる乳酸菌飲料で、米とサツマイモと水だけで作ります。
栄養価が高く、消化や腸活にも良い飲料です。このミキにブルーベリージャムが最高に合います。我が家はほぼ1年中、朝食前に、ミキにブルーベリージャム(共に自家製)を混ぜていただいております。お陰様で、腸内環境はいつも良好です。
ブルーベリーの販売
傳九郎農園では、ラビットアイ系の「ティフブルー」を販売します。
ティフブルーの出荷は、7月下旬から8月下旬までを予定しております。
販売対象は当園の登録会員のみとさせていただきます。
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